こんにちは、ミジンコです。こうして記事を書くのも凄く久しぶりです…。

今回はCrye Precisionのプレートキャリア、AIRLITE EK01を紹介していきたいと思います。

ちなみにこのAIRLITEくん、中古で購入後ゲームで使用しているため使用感があります。

正面から。

シンプルなデザインですが、やはり同社のJPCと比べると奇怪な見た目をしています。

この奇怪な見た目が軽量化に直結しているのですが…。

デザイン的にはBlue Force Gearのプレートマイナスなんかが近いですね。

ショルダーの下にいる謎のループですが、ここにはAIRLITE チェストリグというお友達を付けることが出来るみたいです。

背面。

背面も非常にシンプル。正直Cryeの黒タグが無ければ、パッと見たときに正面と背面の違いが分かりません。

タグとチェストリグ用のループ以外違いが無さそうですね。

では細部を見ていきます。

側面部。

AIRLITEの両脇にはそれぞれファステックスがあり、JPCに比べて着脱がしやすくなっています。

ファステックスはマルチカムのカバーで覆えるようになっており、背面側のバンジーコードでサイズの調整が可能です。

正面側のファステックスは左右の独立したベルクロテープにそれぞれ繋がっており、それを中央で張り合わせることでそちらでも体格に合わせた調整が可能です。

語彙が無くてうまく伝えられないので、1枚目の写真を参考にしてください。なんとなく言っていることが伝われば幸いです。

内側から。ちょっと甲殻類っぽくないですか?

内側も非常にシンプル。中央のベルクロテープをはがすとプレートにアクセスできます。

抜け殻。

プレートを離脱すると、独特な生地がはっきりと見えます。プレートが無いと古代生物みたいにも見えますね。

え、見えない???

サイズのタグ。

AIRLITE EK01の頭文字を取っているのでしょうか。こちらはMサイズのEK01になっています。

ここでサイズの話が出たので触れておくと、そもそもこのAIRLITEは4つのバリエーションが存在します。

・EK01(SAPIプレート/サイドプレートカバーなし)

・EK02(SAPIプレート/サイドプレートカバーあり)

・EK03(スイマーズカットプレート/サイドプレートカバーなし)

・EK04(スイマーズカットプレート/サイドプレートカバーあり)

といった感じです。サイズ展開はJPC同様、S/M/Lとのこと。XLもあるらしい…?

プレートカバー。

付属するプレートカバー。若干光沢がある生地を使用しています。

プレート&カバー。

カバーの下側からプレートを入れるだけのシンプルな構造。私はEVAフォーム素材のダミープレートを突っ込んでいます。

サイズタグ。

ちなみにプレートカバーにもタグがついています。

私のAIRLITEはプレートカバーが1枚しか付属しなかったため、背面のカバーをマルチカムのバラクラバ的なアレで覆っています。

肩。

続きましてショルダー部。マルチカムのショルダーカバーをずらすと見慣れたベルクロが。ここはJPCと大きな違いはありません。

体格にあった調整を。

画像では若干分りにくいですが、私はメルベルクロを折ってショルダー部をより短く調整しています。

実物のショルダーをハサミでぶった切る勇気はありませんでした…。

 

はい、という訳でCryeのイロモノであるAIRLITEでした。

このプレキャリ、なんと驚きの277.8g(AirLite EK01/MDサイズ)とのこと。軽量さを追求して開発されたのでしょう。

そりゃAIRLITEなんて商品名にもなりますね。

素材については詳しく分らないのですが、普段触り慣れているナイロンたちとは違う肌触り。なんなんだコイツは…。

樹脂製の素材を使用しているとのことらしいのですが…。

 

中古といえどもCryeのプレキャリなので、あまり安い買い物ではありませんでしたがとても気に入っています。

JPCとは違った見た目もさることながら、特筆すべきはその軽さ。ちなみにJPCは約590gらしいですね。

個人的に残念なところは拡張性の無さです。

これに関してはサイドプレートカバーのあるEK02等を選択すればいいのですが、EK01はサイドプレートカバーがないため必要最低限の装備しか携行できません。

上でちょっと触れたAIRLITE チェストリグを使用すればいいのでしょうが、国内での流通もあまりない模様。

というのもAIRLITE、メーカーHPから存在が抹消されています。廃盤なんでしょう。

ですがShot Show 2018でAIRLITE SPCなるものが発表されました。

Crye AIRLITE SPC。

AIRLITEとの違いがかなり多いことに気付きます。

大きな違いは側面のファステックスの廃止、背面のジッパーの追加でしょうか。

同社のJPC2.0,AVS,CPCなどと同じものですかね。ZIP-ON PANEL等の装着が可能になりました。

見た目もかなり変わっていますし、前面と背面にマルチカムベルクロらしきものが追加されてますね。

地味に嬉しいのは背面のMOLLEコマ数の増加(最上段両側のレーザーカット部)ですね。これでセットアップの幅が広がります。

んー、これは欲しいぞ…。

 

話はだいぶずれましたが、軽量さを売りにしているギアだと思うのであまりゴテゴテ盛らずシンプルに使うのがいいかもしれないですね。

…え?私のセットアップですか?

正面。
RaptorⅣはセットアップ的に外そうかと検討中。

背面。TYRのポーチがモリモリ。

シンプルとは。セットアップに関しては方向性が決まっていないので、これから更に弄る予定です。

 

以下は実際の使用例になります。写真をはじめ、Realmentさんのブログ等を参考にさせていただいたことを明記しておきます。

Fuerzas Comando 2014での第7特殊部隊グループ。 BLUE FORCE GEARのTen Speed Triple M4 Mag Pouchを装備しています。

この隊員もEK02を装備しています。

話は違いますが、マリタイムに星条旗ワッペンが2枚貼ってありますね。

ホルスターはサファリランドの6354DOにGLOCK19でしょうか。

こちらも第7特殊部隊グループとのこと。背面がはっきり見えますね。

以上です。

…え?使用例とは????

調べてみると、他にもごく僅かに使用例が出てくる程度です。画像が数枚程度。

やはりこんなゲテモノ使う人いないのか…。

と思っていたらいました。

PJとAIRLITEの夢のコラボレーション。

なんとPJです。

Eager Lion 2017に参加している23rd STSのPJが、AIRLITEを着用しています。

これを読んでくださっている方は知っているかもしれませんが、私も普段PJ装備をしています。

つまりそういうことです。

PJでの使用例を見つけてしまったのが運の尽き(?)、私はずっと気になっていたAIRLITEの購入を決めたのでした。

 

これでAIRLITEのレビュー記事を終わらせていただきます。

みなさんにちょっとでもこのゲテモノの魅力が伝われば幸いです。

ではでは。

この記事の作者

ミジンコ
ミジンコ
関東方面隊 隊長。
所持している銃火器は100挺前後、2個分隊が作れるほどの装備も持つ。
装備に関しては迷走中。