PJとは?

パラレスキュージャンパー(Pararescue Jumper)の略称で、米空軍特殊戦軍(AFSOC)に所属しています。

順番が前後するが、そもそも米空軍にはSTS(Special Tactics Squadron:特殊戦術中隊)と呼ばれる地上戦闘員のみで構成されている中隊が存在します。

PJはその構成員の一角で主に戦闘救難を担当しており、高度な訓練を受け、医療知識及び技術を保有。医師免許を取得している隊員もおり、まさに戦う医者といったところですね。

STSに所属するPJはSEALsなどの特殊部隊にアタッチ(応援、支援にあたる)し、作戦にあたります。

対してRQS(Rescue Squadron:救難中隊)は独自で航空機運用を行っており、そちらに所属しているPJもいます。

2016年、アラスカで訓練中の212th RQS。 M4のセットアップはCOMP M2、LA-5のシンプルな組み合わせ。

2016年、アラスカで訓練中の212th RQS。
M4のセットアップはCOMP M2、LA-5のシンプルな組み合わせ。

PJの装備について

以下、比較的最近のPJ装備について記載します。3CのPJは専門外なので、詳しい方がいたらご教授ください。

まずは現在のミジンコの装備をご覧ください。仕事明けだったので顔が死んでおり、髭も濃いけどお気になさらず。

2017年5月7日、SEALs定例会にて。 OPS-CORE マリタイムはFMA製、JPCはMODI、マルチカム上下はEMERSON製(ニーパッドのみCrey製)。 ブーツはS&Wのサイドジップ8を履いているが、PJでの使用例は確認できていない。

2017年5月7日、SEALs定例会にて。
OPS-CORE マリタイムはFMA製、JPCはMODI、マルチカム上下はEMERSON製(ニーパッドのみCrey製)。
ブーツはS&Wのサイドジップ8を履いているが、PJでの使用例は確認できていない。

背面。 M9メディカルバッグ、TMS担架、赤タブCAT、NARP赤タグメディックレッグ、PETZLコーデックスグローブなどを装備。

背面。ちらりとPRCのアンテナが見える。
M9メディカルバッグ、TMS担架、赤タブCAT(実物)、NARP赤タグメディックレッグ、PETZLコーデックスグローブなどを装備。ダンプポーチはTMCのレプリカ。

JPCのセットアップ。 M9リストコンパス、PTTはNEXUS U95(Z-tactical)、赤タブCAT(レプ) と旧型CAT(レプ)、Rapter-Ⅳ(点滴等固定バンド)、ハンドガンマグポーチはESSTACのものを使用しているが、これに関しては実際のPJが使用しているかは不明。

JPCのセットアップ。胸元のシャーピーがおしゃれポイント。
M9リストコンパス、PTTはNEXUS U95(Z-tactical)、赤タブCAT(レプ)
と旧型CAT(レプ)、Rapter-Ⅳ(点滴等固定バンド)、ハンドガンマグポーチはESSTACのものを使用しているが、これに関しては実際のPJが使用しているかは不明。

関東方面隊員から「どれくらいの金額で装備揃うの?俺もやってみたい」という質問をいただいたので、以下にミジンコの使用している装備のメーカー、金額等を記します。銃器の類、メディカルバッグやポーチの中身等、一部のポーチ類、ブーツは含めません。

そしてミジンコのPJ装備は年代を絞らず、ぼくの考えたさいきょうのPJ仕様になっているため私の真似をしてもちゃんとしたPJにはなれません。あくまでそれっぽいだけです。

あくまでもミジンコが購入した金額(一部不明なものは現在の市場価格を表記)であり、現在の市場価格とは異なることを了承してください。

無題11

無題22

申し訳ありません、コンバットシャツ&パンツの金額を忘れていました。EMERSON製で9,980円でしたので、合計155,620円ですね…。

それでは以下、実際のPJの装備をご覧ください。

・ヘッドギア

83RQS所属らしいPJ。 大多数のPJはハイカットヘルメットを被っているが、マリタイムの使用例もある。 バリスティック・ハイカット(以下バリスティック)とマリタイムとの大きな違いはサイドレール下方の穴の数で、バリスティックは3つ、マリタイムは4つ。 ストロボライトはHEL-STAR4もしくは5を装備している。 ちなみにHEL-STAR4と5の違いはモード数の違いだが、この角度からではどちらか分からない。 サイドレールに付いているのはMPLSシリーズのCHARGEというライト。PJ以外にもDEVGRUなどの特殊部隊も使用例がある。 ナイトビジョンとマウントは恐らくPSV-15、L4G24。正直ナイトビジョン関連はまったく詳しくないので、間違っていたらご教授ください。

83RQS所属らしいPJ。
大多数のPJはハイカットヘルメットを被っているが、マリタイムの使用例もある。(※1)
ストロボライトはHEL-STAR4もしくは5を装備している。(※2)
サイドレールに付いているのはMPLSシリーズのCHARGEというライト。PJ以外にもDEVGRUなどの特殊部隊も使用例がある。
ナイトビジョンとマウントは恐らくPSV-15、L4G24。正直ナイトビジョン関連はまったく詳しくないので、間違っていたらご教授ください。

※1 バリスティック・ハイカット(以下バリスティック)とマリタイムとの大きな違いはサイドレール下方の穴の数で、バリスティックは3つ、マリタイムは4つ。

※2 ちなみにHEL-STAR4と5の違いはモード数の違いだが、この角度からではどちらか分からない。

訓練中の31QRS。 訓練中のPJの画像では、黒のFASTカーボンヘルメットを装備している事が多い。 ストロボはMS2000.

訓練中の31QRS。
訓練中のPJは、黒のFASTカーボンヘルメットを装備している事も多い。
ストロボはMS2000。

こちらはバリスティックヘルメットを着用している。 ベルクロの貼り方も参考になるだろう。

こちらはバリスティックヘルメットを着用している。
ベルクロの貼り方も参考になるだろう。

装備には関係ないですが、スケドコ担架欲しいですね…。

こちらはバリスティックにMPLS SWITCHを装備。

こちらはバリスティックにMPLS SWITCHを装備。

購入するのであれば、バリスティックの方が出回っている画像が多く装備を合わせやすいのでお勧めではあります。

ただしマリタイムの方がヘッドセットとの干渉が少ないため、こだわる方はそちらを選択してもいいかもしれません。

そして注意すべきはサイズ、私は小柄ですがFAMのレプリカマリタイムはL/XLサイズを装備しています。

ヘッドセットを付けるのであればまずこちらの方がいいでしょう、Mサイズはかなり窮屈だと思われます。

・プレートキャリア

34QRS所属のPJ。 creyのJPCを装備している。

34QRS所属のPJ。
creyのJPCを装備している。

2014年、83RQS所属。 ギアはLBT6094だと思われる。 エンジンカッターが目立ちますね。

2014年、83RQS所属。
ギアはLBT6094。TAN、マルチカムのどちらも見受けられる。
それにしてもエンジンカッターが目立つ。

2014年、83ERQS。 左の隊員がCrey AVSを装備している。 ベルトに挟んだグロックはリアサイトが変更、ビーバーテイル追加とカスタムされている。

2014年、83RQS。
左の隊員がCrey AVSを装備している。
ベルトに挟んだグロックはリアサイトが変更、ビーバーテイル追加とカスタムされている。

プレートキャリアはCrey JPC、同社 AVS、LBT6094が無難な選択肢だと思います。

それぞれレプリカが出ているので、お財布と相談して好きなメーカーのものをどうぞ。

どのギアも比較的他の部隊でも使用例があるので、個人的には良いものを購入されることをお勧めします。

・銃火器

2017年5月7日、SEALs定例会にて。 OPS-CORE マリタイムはFMA製、JPCはMODI、マルチカム上下はEMERSON製(ニーパッドのみCrey製)。 ブーツはS&Wのサイドジップ8を履いているが、PJでの使用例は確認できていない。

参考までにミジンコのセットアップ。 マルイのM4A1 MWSに、EOTech552、LA-5、600M BUIS バックアップリアサイト、MAGPUL RSA、SUREFIRE FH556-212A フラッシュハイダー、ナイツ フォアグリップを装備。拳銃はマルイの新型M9。

38RQS、バグラム空軍基地にて。

38RQS、バグラム空軍基地にて。 EOTech EXPS+Magnifierブースターの組み合わせが目立つ。 他にCOMP M2、サプレッサー、グリップバイポッド、AFG1、M203、LMTストック、VLTOR EMODストックなどが装備されている。

腰のCQCホルスターにはBeretta M9が収められている。グローブはPETZLコーデックス。

LBT6094の肩パッドに止血帯を挟むのはよく見るので、真似していきたいスタイルですね。

全員違う光学照準器を載せている。 左からEOThec552、ELCAN SPECTOR DR 、COMP M2。 ハンドガードはナイツのRAS以外に、中央の隊員のようにダニエルディフェンスのものを使用していることも多い。 フラッシュハイダーは純正のものかSUREFIRE FH556-212A。

全員違う光学照準器を載せている。
左からEOThec552、ELCAN SPECTOR DR 、COMP M2。
ハンドガードはナイツのRAS以外に、中央の隊員のようにダニエルディフェンスのものを使用していることも多い。
フラッシュハイダーは純正のものかSUREFIRE FH556-212A。

メインとなる銃はM4A1が圧倒的に多いが、下記の銃の使用例もあります。

2016年、48RQS。 SR-25の改良型であるM110 SASSを装備している。

2016年、48RQS。
SR-25の改良型であるM110 SASSを装備している。

こちらも2016年撮影、48RQS。 M249 PARAのテレスコピックストックモデルを使用していると思われる。

こちらも2016年撮影、48RQS。
M249 PARAのテレスコピックストックモデルを使用していると思われる。

他にもM14 EBR、HK416の使用例もありますが、1枚程度しか見たことがないのでどうなのだろうという感じ。

無難にいくのであればM4A1に限ります。

セットアップは光学照準器とフラッシュライトを除いて割と統一されています。

拳銃に関してはBeretta M9が無難で、ホルスターはBHIのCQC(腰でも大腿部でもOK)かサファリランドのものが多いです。

ただ、拳銃を装備していないPJも多く見かけるのも事実です。GLOCKの使用例もごく一部ですがあるようですね(前述の写真でもカスタムグロックの使用例あり)。

・その他の装備品について(雑記)

PJらしさを出すならハーネス、セーフティーランヤード、メディカルバッグなどの装備がおすすめです。

 

ハーネスはYatesのTactical Rappel Beltやblackdiamondのアルバインボッド等の使用例があります。

後者は前者に比べてかなり安価で使用年代も広いので、おススメです。

ハーネスを装備するのであれば、PETZLのコーデックスグローブもしくはコーデックスプラス等のラぺリンググローブも忘れずに装備してください。カラビナやエイトカンなども状況によっては装備します。

 

セーフティーランヤードはLBTのLBT-2367F等を使用しています。特徴的な黄色いヒモ(PJではビーズ入り)を装備するのであれば、現行のロットは多少の加工が必要になりますが1、2分もあれば可能です。

 

メディカルバッグはTSSI M9が有名でそれっぽいですが、LBT-1562などの使用例もあります。

ちなみにM9はTSSI以外にもEAGLEが製造しているものもあります。

MARSOCやドイツ軍での使用例もあるので、手広く装備を集めている方にも良いですね。

ラジオは基本的にはPRC-152を1台携行すればOKです。ヘッドセットはデュアルCOMTAC2、3などがおすすめですが、レプリカがないため中々難しいかもしれません。

 

マガジンポーチはFASTマグやブルーフォースギアが多い印象ですが、基本的に3~4本のマガジンしか携行しないためギアのカンガルーポケットだけでもいいでしょう。

 

コンバットシャツ・パンツはCrey製が多いですが、パタゴニア製なども見かけます。柄はマルチカムになります。

それとコンバットシャツのエルボーパッドは外しているPJが多数を占めているので、安全面との兼ね合いもありますが外したほうがそれっぽいです。

まとめ

小物まで全て紹介しようと思ったのですが、書く方も読む方も辛いと思うのでこのあたりで筆を置きます。

文字数だけで5000字を超えたので…。

ここまで頑張って書いたのにはPJのカッコよさを伝えるという目的がありますが、それ以上にPJ仲間が欲しいからです。ミジンコも2017年の1月からちょこちょこと集め始めているので知識も装備も中途半端ですが、一緒にやりたい仲間大募集です!

ここに記載されていないことで疑問等があれば、是非ミジンコまで質問してください。

そして記事の内容に間違い等があるかもしれないので、その時はそっと教えていただけると嬉しいです。

気が向いたらこのページも追記するかもしれませんが、その際はよろしくお願いします。

この記事の作者

ミジンコ
ミジンコ
関東方面隊 隊長。 所持している銃火器は100挺前後、2個分隊が作れるほどの装備も持つ。 装備に関しては迷走中。