82Vshow

 

こんにちは。関東方面隊 広報部 MAXです。

今回は2017/04/30に、東京都産業貿易センター台東館にて約1年ぶりに東京で開催されたThe Victory showの様子をレポートしていく。

今回は各社の新製品や目についたものを私、MAXの偏見で選んでレビューをしていく。

中古品のガンなどのレビューはないのであしからず。装備中心となる。

店舗/メーカーさんの敬称を省略する場合があるが、ご了承いただきたい。

 

名称 第81回ビクトリーショー
期間 2017年04月30日 10:30~17:00
場所 東京都産業貿易センター台東館
料金 500円(中学生以下、現職自衛官、女性、65歳以上 入場無料)
主催 (有)サムズミリタリ屋

 

taito5F_82

5Fミリタリーフロア

taito06F_82th

6Fミリタリーフロア

taito7f_82th

7FGUNフロア

 

今回も前回に引き続き3フロア構成の1フロアがトイガン専用フロアとなっている。出店店舗数も前回より少し多く感じるが、いわゆる”大手”と呼べれるメーカ、店舗の出店が少なかったように見受けられた。そのため、1ブース自体の大きさは小さいようだった。

 

IMG_2458

開場前 早く並び6Fの3番目の位置を確保できた

今回もフロアごとに目についた店舗を紹介していく。

 

 

6F – ミリタリーフロア

x115x Taylor

 

私が真っ先に向かったのは前回も一番初めに紹介したx115x Taylorさん

今更紹介もいらないとは思うが、ハンドメイドでオリジナルナイロン装備を開発/販売しているテイラーさんである。私もx115xさんのファンの一人であり、同テイラーのP9プレートキャリアやC1201チェストリグなどを愛用させていただいている。アームズマガジン等のメディア露出も多い。

気になる方は過去にx115x Taylorさん単独のイベントに参加させていただいて記事を書いているので参考にしてほしい。

 

IMG_2511

x115x taylorブース

 

x115x taylorの代名詞とも呼ばれるXP10を初め、P642などのプレートキャリアが展示されていたが、新たなナンバリングプレートキャリアはないようだ。ただし、試験的に作成したものや装備品に新作が展示されていた。

 

IMG_2463

試作XP10LV

まず目についたのはXP10の派生試作品であるXP10LV

通常のXP10はマガジン等を格納するプレートキャリアとしての役割をするが、このXP10LVはP9プレートキャリアやP11と同じようにボディアーマーとして運用することを想定している。そのため、これたん単体では運用せず、上からチェストリグなどを着て運用する。

IMG_2512

上にC920チェストリグを着用

写真では少しわかりづらいが、XP10LVの上にC920チェストリグを着用している。

XP10をボディアーマーとして着用する発想がなかったため、このような製品が出る事は予想つかなかった。XP10の独特な形を残しつつ運用しやすい形に進化させるのはさすがx115x taylorといった所だろう。めちゃカッコいい!

 

IMG_2464-2

Sneak hood model”T”

次に目が付いたのは前情報があったのだが、新作試作スニークフードだ。x115x taylorのスニークフードはかなり人気がある。私がスタッフさんと会話をしていた時もお客さんの半分以上はスニークフード目当てで来たお客さんだった。(この日は新作スニークフードしか在庫がなかった。)

今回の新作スニークフードはx115xのスニークフードとしては珍しく、パラコードを編み込んだハブギリータイプのギリーフードだ。(通常はヒラヒラのある3Dに対応したタイプ)

IMG_2465

2種類のパラコードが編み込まれている

柄はRealTree柄でこのまま運用しても溶け込めるようになっている。珍しいのは2種類のパラコードを使用しており、(始めは緑の”微妙なマルチカム”だけで作成しようとしたが、足りなかったため、トーンの近いパラコードを使用したようだ。)おしゃれに仕上がっている。

今回は限定1着で値段は35000円かなり複雑な構造らしく、かなりレアな逸品だ。

IMG_2466

限定1着 35000円

 

 

今回新作装備品としては M.A.Pバックパネルが登場した。

ちょくちょくキャリア等に装備されていたのは見たことがあったが、こうやって販売されたのは初めて(だったと思う)

IMG_2461

NIMI M.A.P バックパネル

M.A.Pシステムはバックルを使用する事でチェストリグやプレートキャリアに装備することができるシステム。主にバックパックやフロントパネルに採用されており、x115xのバタフライハーネス付きのチェストリグにはすべて装備することができる。(別途、アタッチメントが必要だそうだが、ベルクロテープを使用するなど何かしらの工夫をするとアタッチメントなしで装備可能だった)

IMG_2462

C1306チェストリグに装備されている様子。バックルでつながっている

IMG_2460

前から見た様子。完全に一体化できている

この手のバックパック/ハイドレーションポーチは実物装備界隈ではよくあるのだが、注目するべきは値段。なんと12000円で販売されている。ハンドメイドかつMAPシステムに対応したこの品としては破格の値段である。(参考までに良く流通している物は20000円を超える)

カラーはMC、RG、BK、MCBK、リアルツリーである。

IMG_2510

XP10に装備されている様子

 

 

IMG_2471

マルチカム アルパイン キャンディポーチ

ちょっと珍しい迷彩を発見。マルチカモの雪仕様のアルパインだ。今回は小型のキャンディダンプポーチとファニーバックで仕上げられていた。x115xでは初めてみるパターンだった。

 

 

Irodori Military
IMG_2475

Irodori Militaryブース

 

Irodori Militaryさんもハンドメイドで装備品を開発/販売するテイラーさん。上記のx115xtaylorと違い、衣服系に強みを持っている。

直前に発売された、アームズマガジン6月号表紙の悠木碧さんが着ている「幼女戦記」主人公ターニャ・デグレチャフの装備を模した服を制作したのがIrodori Militaryさんである。

magazine_cover

アームズマガジン 6月号

ウール生地の素敵な制服だが、この制服の作成にはかなり労力がかかったそうだ。

まず、作成完了までの期限が1週間しかない。また依頼があった段階では素材や細かな部分が決まっていない状態で、そこから細かな設計を行ってを完了させなくてはいけなかったようだ。これはかなりキツイ!それを間に合わせるIrodoriさんの対応力に感服だ。

ちょっと面白い話だが、西友の悠木碧さんはかなり華奢な方らしく、服の個々のサイズがかなり小さく作っていて「本当に入るのか」不安になったそうだ。サイズが大きければ、撮影などの場合は背中側で絞ればよくあまり問題ないのだが、小さい場合はまず入らない為、応急処置ができない。

今回はウールの制服のため、絞るなどの調整ができづらいため、ぴったりのサイズが求められたそうだ。そのなかでやはり、画像を見ればわかる通り、悠木碧さんにぴったりと合ったサイズに仕上げてきたのはすごいの一言である。

 

 

IMG_2473

新作ジャケット light weight stretch jacket

Irodoriさんブースでは新作のジャケット light weight stretch jacket が展示されていた。この時期にジャケット?と思う方もいるかと思うが、このジャケットかなり薄く軽い生地で作成されており、かなりさらっとしている。また見た目とは裏腹に伸縮性が高く激しい動きにも十分耐えられそうだ。春夏でも着れるように設計されているようで、汗や熱気を逃がす工夫もあり、非常に完成度が高いジャケットとなっている。

防水性も高いため、ちょっと雨が降る日にはちょうど良さそうだ。ベルクロはあるが、タウンユースにも使えそうなデザインである。カラーはカーキとブラック

25000円

 

 

 

IMG_2477

新作キャリア plate carrier for CQB

CQBフィールド向けに作られたプレートキャリア plate carrier for CQB

見ての通り、MP5などの9mm用作り付けマグポーチが搭載されており、非常に軽量なキャリア。PRC148ラジオが刺さっている部分は汎用ホルスターとなっており、ベルクロでサイズを調整できるそうだ。カラーはRGとNATURALGEAR

18000円

 

IMG_2476

オリジナルJPNLEパッチ

Irodoriさんではオリジナルパッチの制作にも力を入れている。特に人気なのはJPNLEのパッチ。実在しない市であればオリジナルの○○市警察パッチを作成してくれる。

 

IMG_2474

ベルクロ付きシャツ/オリジナルブーニーハット

こちらは、名物ともいえる、ブーニーハットとベルクロ付きTシャツ。TシャツはポケットのみがMC迷彩となっておりオシャンティ。ベルクロもついているがタウンユースで十分使える色合いだ。

ブーニーハットはちらっと見えるナイトカモがおしゃれだが、特筆すべきは高さの低さ。大抵のブーニーハットは高さがかなり高く作られており、深くかぶれるようになっている。このブーニーハットは日本人に合わせて尚且つちょっと低めに作成されてるため、ツバに視界が遮られることがない。コアラ副隊長がこれを持っているが、大絶賛で、かなりお気に入りらしい。

IMG_2239

Irodori Military製ブーニーハットを着用するコアラ副隊長 お気に入り

 

Rising Sun Tactical

今回Vショーに初登場で、かなり大きなブースで展示していたのは 実メーカーのLBX TACTICALとLBTの日本総代理店となったRising Sun Tacticalさん。ミリドルのぴっちょりーなさんをプレゼンターに起用するほどの力の入れようだ。

私自信はLBX TACTICALとLBTについてほとんど知識がないため、日本向けの製品など詳しく語ることができないが、製品を見た初見の感想を記述していく。

IMG_2503

Rising Sun Tactical 展示ブース

上記写真はマネキンが来ているのがLBX Armatus II Plate Carrier

展示されており物だけを見る限り、コンパクトなプレートキャリアが主力という印象を受けた。良くあるキャリアよりも幅が細めで日本人に合う形状だった。

中央左に展示されているのはLBTのFRG Load-Outというセット製品。プレートキャリアを初め、ライトポーチ、2連マグポーチ、マグポーチx2、メディカルポーチ、POLICEパッチ、キャリーバックがセットになっている。このセットで3万円弱というから驚きだ。

 

IMG_2505-2

2社のプレートキャリアはカラーも豊富だ

一つ驚いたのは、各社のカラーラインナップである。LBXは基本的にBlack、Multicam、Mas Grey、Coyote Brown、Caiman、Ranger Green、Wolf Grey、Woodlandをサポートしている。マスグレーとウルフグレーの2つのグレーをサポートしているのはあまりないのではないだろうか。警察関連機関によく卸していることがうかがえる。

LBTはMulticam、Coyote Tan、Ranger Green、Mas Grey、Coyote Brownの5色。こちらもグレーをサポートしている。

LE関連の装備をするにはこの2社だけでそろってしまうだけのラインナップがある。(無知で申し訳ない。LE装備界隈では当たりかもしれない)

 

IMG_2506-2

LBX製バックパック Titan

一つ気になったのが、LBXの3Dバックパックだ、非常に容量があり、キャンプやアウトドアにも活用できそうな良いバックパックである。HPを見る限りまだ日本では取扱いがなく、Vショー限定で販売されていたようだ。MAPシステムにも対応しているため、キャリアなどにも簡単に着脱可能な設計となっている。

 

IMG_2509

小物系も多く取り扱っていた

他にはTシャツやポーチ、ランヤードなどを販売していた。(ミジンコやつっちーはランヤード購入)メディカルポーチも販売されていたが、かなり安価で販売されており、購入しておけばよかったと後悔している。

 

5F – ミリタリーフロア

田村装備開発
IMG_2479-2

田村装備開発ブース

田村装備開発さんは公官庁向けに独自開発の装備を販売しており、いわゆるプロ向きの装備メーカーである。特に突入や機動作戦を前提とした装備類の開発が多い印象だ。

トレーニングに力を入れており、元機動隊や元SOGのインストラクターが護身術やラぺリング訓練、行動訓練等を施してくれる。価格もリーズナブルで護身術は2100円、ラぺリング訓練も9400円ととっつきやすい。

 

IMG_2480

ブースでまず目に入ったのは田村装備開発さんの主力装備品UCR(UNLIMITED COMPACT RIG)の量産型 UCR-R。サイズや機能面は全く変わらず、材質や製造元を変えることでリーズナブルかつ生産性に特化したチェストリグとなっている。着させていただいたがかなり軽量で、尚且つコンパクトのため腰回りや肩の稼働がかなり楽だ。材質は思ったよりも硬かったが、それが逆にモールにポーチを付ける場合などにへたらない安心感につながっている。UCRを着たことがないため比較は難しいが、いい意味で値段に見合わない素晴らしい品だと思う。Vショーでは26000円で販売されていた。

 

IMG_2481

田村装備開発製 Stealth Glove

上記写真のグローブは私が、世の中で出ている射撃グローブの中で一番だと思っているStealth Glove

先ずつけたときの手袋をつけている感がまったくない。グローブから手に吸い付いてくる感覚である。伸縮性があり素手と同じ感覚で銃などを扱う事ができる。つけていただかないとこの感覚はわからないが、このグローブばっかりは自信を持って他の人におすすめできる物だ。

Vショーではなんと2000円で販売されていた。(通常価格2980円) カラーはブラックと、サイトロンジャパンとコラボしたグレーがある。

IMG_1910-2

分かりづらいが、ミジンコ&マックスが愛用している田村装備開発製Stealth Glove

 

IMG_2478

戦術DVDやマニュアルの販売もあった

他には、田村装備開発製の戦術DVDや戦術マニュアル等の販売があった。どれも実際に使われた戦術や高等戦術について述べられているので、タクティカルトレーニングなどを行う場合に参考にすると非常に良いと思う。

 

 

MIKADO WORKS

MIKADO WORKSさんは第80回Vショーレポートにて紹介させていただいたが、御尻が魅力なグロリアさんのレールフィギュアが進化して帰ってきた。

IMG_2489

SpotterG メタルバーション

 

何とメタル化して。何という光沢だろうか、御尻が輝いている。何とも言えないが素晴らしく”強そうだ”

 

IMG_2488

通常のグロリアさんもいる

AVANTE

オリジナルの装備を開発するAVANTEさんでは人気の兎ちゃん人形 Stuffed Rabbitを大量に販売していた。

IMG_2486-2

大量のStuffed Rabbit

これだけでも圧巻だが、なんと

IMG_2484

大型うさぎちゃん

超大型のStuffed Rabbit!!あまりの圧巻に後ろにモールがあったかは見忘れた。後日秋葉原のマイトリーに飾られたようなのでまだあるかはわからないが、見に行ってみるといいだろう。

 

7F – GUNフロア

AIRSOFT INNOVATIONS
IMG_2501

airsoft innovationsブース

AIRSOFT INNOVATIONSさんではインパクトグレネード/サイクロングレネードに続き新製品が登場した。

IMG_2490

新製品 LX BURST

新製品のLX BURST!いわゆる音響グレネード。125dBaの大音量をガス圧とバーストエレメントと呼ばれるフィルムを使用して鳴らす。

IMG_2492

30枚入りのバーストエレメント リサプライキット

 

サイクロン等とは違いバーストエレメントを破裂させて音を出すため、利用ごとにフィルムを交換する必要がある。そのため、リサプライキットが必須となる。

サイズはサイクロンとは違い、少し口径が細い。別のホルダー等が必要となりそうだ。基本的にはタイマー式なようだが、インパクト式にも変更可能。

 

IMG_2499

付属してくるパッチ。かわいらしい?キャラクターが音響スプレーを持っている

 

TARGET
IMG_2493

TOP M4 中央即応連隊カスタム

ミリタリーショップ TERGETさんでは限定品としてTOP M4 EBB の中央即応連隊をモチーフにしたカスタムが販売されていた。フレームには”中即連”のロゴマーク、アッパーには04式5.56mm小銃と刻印されている。

IMG_2494

きれいなセラコート

またセラコート塗装がされており、ムラがなく非常にきれいに処理されている。セレクターも自衛隊風のアタレになっており芸が細かい。ほしい!の一言に尽きる。

かなり人気なようですぐ完売するような品だった。

 

最後に

今回はかなり装備系のブースによってしまったが、かなり収穫があったと思う。

IMG_2443

収穫

個人的な内容で恐縮だが、下記が今回の購入した物品だ。

実物 ナイトカモ パーカー 4000円
実物 ナイトカモ パンツ 3800円
x115x taylor MINI MAP Ⅱ 12000円
x115x taylor HIDE CANDY POUCH 7500円程度
x115x taylor C.A.T POUCH 5000円程度
田村装備開発 Stealth Glove 2000円
2点スリング 2000円

値段も定価よりかなり低かったり、掘り出し物だったりする。

また、ミリタリーの情報や新製品の情報なども直接聞くことができる非常に貴重な機会である。是非参加した事ない人は、7月のVショーに参加してほしい。

IMG_2514

関東方面隊 隊員も収穫にご満悦

過去Vショー記事

2016/07/18 第81回Vショー 電撃レポート

2016/03/27 第80回Vショー 突撃レポート

2015/12/19 第79回Vショー 潜入レポート

この記事の作者

MAX
MAX
関東方面隊 広報部部長/当サイトアドミニストレータ
最近はカメラを触り出して、カメラの良さをわかり始める。
PenCottFreaksイベント運営代表
関東方面隊 PenCott迷彩推進部長